今回は企業様向けにドリップコーヒーのセミナーをさせていただいた時の投稿です。
烏滸がましくも人様に美味しいドリップコーヒーの淹れ方に関するセミナーを定期的にやらせていただいております。
このセミナー何度やっても難しいと個人的には思っていて、それは毎回同じ人が来るわけではないので、その「対象者に合わせたセミナー」を作らなければいけないからです。
この淹れ方美味しいんだよ!簡単だよ!ジャーン
だけでは、ただの検証発表会になってしましますよね。
受講する相手のことを考えて、どんなセミナーだったらスキルアップに繋がるのだろう?どんなセミナーを今回の依頼者は求めているのだろう?ときちんと見極めなければいけません。
そして「その時点での」自分が持っている知識や技術の中から最適と思うもので作っています。なので初心者向けセミナー1つにしても1年前の内容とはレシピが変わっています。
毎回毎回ご依頼を頂戴する度に、資料を見直してレシピ含めて作り直しています。
なんて非効率な…と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、自分がまず満足できない資料で相手を満足させられるとは思えないんですよね。
これが己への自信のなさですね。と言われればそうなのかもしれませんが、私はこのやり方が気に入っています。
そして、今回は企業様ということでドリップコーヒー初めて!という方ではなく、「お客様にお金を頂戴してコーヒーを提供している方たち」が対象となりますので、営業に直結し易い、そして普段の営業で困った時に活かし易いと思う内容にしてみました。
以下、Instagram記事です。
2020.3.16
相変わらずの今更投稿です。
2月に @barista__school さんでセミナーをさせていただきました。
今回のテーマは「ドリップの分解」です。
始めにお店のレシピで代表のお2人にドリップをしていただき、全員でテイスティングした後にわたしがドリップを分解して抽出。
ドリップのどの部分でどんな特徴が現れるのかを実際に試飲して印象をメモしてもらい、次はそれを順に足してどこまでのフレーバーが必要でどこからがマイナス要素となっているのかを確認。
テイストの印象をみなさんに発表していただき、わたしの感じたものと摺り合わせ。
ドリップにおける足し引きの考え方や修正方法を説明後、最初のドリップの印象を話し合って、それを自分たちで考えて修正してもらいました。
1〜10まで手取り足取りやるのではなく、実際の営業のレシピで抽出して、ヒントを元に自分たちで修正してもらうことで、今後の営業でもオフフレーバーを感じた時の迅速な軌道修正に繋がったらと思い、この形式にしてみました。
今回の参加者のみなさんは、しっかりと自分で味を取り、恥ずかしがることなくしっかりと発表して下さったところがとても印象的でした。
セミナーをしていると味の印象を聞いても「わかりません」と自分の意見を答えて貰えないことも多々あります。
でも、せっかくセミナーは自分の見識を広げるために受けるものなのだから、どんどん自分の意見を言って講師の意見と摺り合わせを行い、自分のポケットを増やさないと勿体ないです!
この自粛モードが解除されたら、わたしもセミナーにがしがし参加しようと思います!
余談
写真3枚目 防犯カメラ映像感はんぱねぇ
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